Eco-AIs

環境保全

共生生物活用型エコ・トイレ

更新日:2021/02/27
記入者:ECO-AIs

技術情報 (起案日: 2020年6月18日)

環境共生の視点を持って、排水を効率的に浄化するエコトイレのシステムです。

高齢の弊社非常勤取締役は、弊社が設立する前、1990年代より排水処理に特化した微生物による排水処理試験を進めるために、田舎のぽっちゃんトイレに好熱菌を添加してきました。長年の添加試験の結果として、浄化が進み、バキュームカーでの吸引をしなくても浄化できる段階まで来ています。この技術をさらに一般化し、発展させられないかと思っていたところ、日本大学の中野先生がトイレなどに活用できる高度処理技術を開発されていました。右図はその事例です。

私共が開発してきた好熱菌分解技術と中野先生の開発された高度排水処理技術を組み合わせることで、水道も電気も不要で排水の出ない、災害にも強く、今後、運用が期待されている無人移動車などにも活用可能な次世代につながる共生生物活用型のエコ・トイレシステムが開発され、普及していくことを期待しています。

関連情報

  • 私立大学戦略的研究基盤形跡支援事業 平成27年度研究成果報告会 日本大学工学部 中野教授資料
  • 日本経済新聞記事 2018/12/5「トイレ浄化槽の排水を高度処理 日大工学部が開発」
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38580580V01C18A2L01000/
  • 横手亮太、谷口崇、橋本純、中野和典. 自立型トイレの洗浄水を再生する浄化ユニットの水処理性能. 水環境学会誌. Journal of Japan Society on Water Environment Vol.43, No.3, pp.69-78(2020)