更新日:2021/05/28
記入者:ECO-AIs
野菜やお肉などの食品が中心ですが、国内のみならず国外の天候不順の影響などで生産量が変わると、相場が上がったり下がったりします。相場が上がると生産者にとって良いのでは、、、と消費者の立場で捉えられる可能性がありますが、実際にはその可能性は高くはなく、生産量が少なければ、収益は上がりません。逆に生産量が多ければ、収益は低くなり、豊作貧乏と言われるような状態になりえます。
このような生産量のコントロールを気象予測を捉えて、国内規模、世界規模で実施することができれば、相場に左右されにくくなり、高い安いの議論が少なくなります。必然的に、消費者も生産者も安定した価格帯で、食糧を生産、あるいは消費することができることになります。
このような、相場を管理できるシステムを構築するためには、気象シミュレーションの技術者、様々な作物の最適な生産管理シミュレーションの技術者、そして、多くの産地で生産されている作物を最も効率よく商流につなげていくシミュレーションと流通に伴う温暖化ガスの発生を考慮した環境シュミレーションの技術者らが必要になります。
細分化された技術者が輪となって、食を支える仕組みができることが期待されます。
そして、食糧のみならず、同様に相場が関与しうる生活必需品については同じ目線での技術開発が必要になるはずです。