更新日:2024/08/29
記入者:ECO-AIs
農業は労働力不足から効率化の課題に直面しています。例えば、灌水には一反(約300坪)あたり少なくとも300Lの水(農薬等の希釈含む)が望まれており、作物の種類や環境条件などに依存して週に1~2回行う必要があります。これらの作業は非常に手間がかかります。一方で農業分野の高齢化、人口減少、環境負荷などの様々な社会問題が山積しています。このような課題を解決するために、自動運転トラクターやドローンの導入が注目されています。
自動運転トラクター活用の利点
灌水作業は手間がかかりますが、作物の成長には不可欠です。ドローンによる灌水は積載量の制約があるため、自動運転トラクターの導入が有効です。自動運転トラクターは効率化を図り、長期的なコスト削減を実現することができます。
ドローン活用の利点
現在、農薬を希釈して農地全体に散布していますが、環境への配慮から農薬の使用量を減らすことが求められています。ドローンは畑を観察し、必要な箇所にのみ農薬を散布できる可能性があります。これにより、生産性が向上し環境保護の貢献が期待できます。
今後の課題と展望
現在の課題として、ドローンや自動運転トラクターの初期導入コストが高く、小規模農家や新規参入者にとって負担が大きいです。また、新技術を使いこなすためには専門知識が必要であり、農業従事者の教育やトレーニングが不可欠です。これらの技術が安価で使いやすくなることによって、技術が普及し効率的に農業が行われるようになるといいですね。
将来的には農業のアミューズメント化やドローンによる自動運転トラクターの映像配信などを通じて一次産業への理解を深める事により、豊作時に買い叩かれる問題も解消し、安定供給と安定収入につなげていけたらと考えています。
・農林水産省 スマート農業
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/index.html#h_861820872471717981268501