Eco-AIs

学際領域環境保全

気象変動に対する対策アプリの開発・その1(熱中症予防と集中豪雨対策)

更新日:2026/09/04
記入者:ECO-AIs

年々増加する気象変動での被害を防ぐために、新たな対策がさまざまな分野で必要です。これまでにない激動の時代だからこそ、発想を変えて対策する必要性があると思われます。

そこで、ここでは、二つの取り組みについてご紹介します。

1. 熱中症予防のための室内温度管理

暑い中で、仕事をしていて、熱中症になり、目の前が真っ暗になり、星が見える状態になり、倒れ込む経験をしました。漫画のような場面を体験するとは思いもよりませんでした。そこで、このようなことが起きないようにするために、できることはないか考えました。私自身、実家は築年数の古い家で、室内の温度管理に困っていました。理想的な温度になかなかなりません。一方で、年老いた家族はどちらかというと無頓着です。室内温度の状態がわからないのです。そこで、生命の危機を考慮した時に、どのように室内を管理すべきか、より深く考えました。そこで、プログラミングの勉強をしてきた知識を活かし、改めてアプリ開発に取り組んでみたところ、なんとか開発することができました。色々な見方で作る必要があるとは思いますが、まずは施策として公開いたしました。このような取り組みで一人でも役立つ方がいれば幸いです。私は、遠隔で実家の温度管理に役立てています。

木造家屋の温度管理評価アプリ(試作・無償運用)

なぜ必要か

熱中症は屋外で起きるものと思われがちですが、実際には住まいの中で起きる例が多くを占めます。とくに築年数の経った木造住宅は断熱が十分でなく、同じ家の中でも部屋によって温度が大きく違います。エアコンのある居間は涼しくても、廊下を挟んだ奥の部屋や二階は何度も高いままで、そこで過ごす方が危険にさらされます。

「暑くなったらエアコンをつける」だけでは足りません。どの部屋が取り残されるのかを、暑くなる前に知っておくことが必要です。

どう解決するか

外気温とエアコンの設定温度・台数を入力すると、家全体の熱のやりとりを計算し、各部屋が最終的に落ち着く温度を求めて、間取りの形で色分けして表示する。そういう道具を考えました。

エアコンの能力が足りているか、どの部屋が取り残されるか、何台をどこに置けば温度差を抑えられるか。買い替えや配置を考えるときの見当をつけられます。

一緒に考えたいこと

この企画は完成していません。次の点について、ご意見やご知見をいただけると助かります (問い合わせ先:各アプリに記載)。

  • 湿度をどう扱うか。気温だけでは熱中症の危険を表しきれません。
  • 日射の影響をどこまで簡略化できるか。方角や窓の大きさをどう入力してもらうか。
  • 間取りの入力をもっと簡単にできないか。部屋数だけでは表せない家が多くあります。
  • 実際の住まいで測った温度と、計算結果がどれだけ合うか。

2. 集中豪雨による浸水害被害の回避支援対策

各地で線状降水帯の被害が出ています。このような現状の中で、環境はすぐには変えられません。ですが、人の判断で、何らかのリスク回避をすることはできるかもしれません。ですが、この環境変化に応じた対策をするサービスを改めて調べると限定されていることがわかりました。そこで、何とか使い勝手を良くする方法はないかと、たまたま開発することができたのが、以下のアプリです。時々、作曲家の先生とかが、何かが降りてくるというようなことが言うことがありますが、本当にたまたま色々なことが繋がって出来上がったように思います。誰か見たことのない方々のために、役に立てば嬉しく思います。

浸水害ルート回避支援ナビ(試作・無償運用)

なぜ必要か

大雨による浸水害では、道路が冠水してから引き返したのでは間に合わないことがあります。

ハザードマップは「どこが浸かるか」を示しますが、「どの道を通るか」までは教えてくれません。日ごろの通勤路や通学路、避難所までの経路のうち、どこが低くて水がたまりやすいのかを、あらかじめ知っておく必要があります。

どう解決するか

この企画が置いている前提

判断を代わりに下す道具ではありません。
判断材料を、ひとつ増やすための道具です。

地理院の標高データをもとに、目的地までの経路のうち周囲より低く水がたまりやすい区間を色分けして示す。危険なルートを避けるための目安を考えていただくための道具です。

大雨のさなかに開くものというより、天気の良い日に自分の生活圏を確かめておくためのもの、という位置づけで考えています。

一緒に考えたいこと

この企画は完成していません。次の点について、ご意見やご知見をいただけると助かります(問い合わせ先:各アプリに記載)。

  • アンダーパスや立体交差の位置を、どうすれば地図上で示せるか。標高データだけでは表せません。
  • 排水能力は公開データがなく、詰まりや稼働状況でその時々に変わります。どう扱うべきでしょうか。
  • 内陸部では海抜を基準とした判定が働きません。窪みの検出だけで足りるでしょうか。
  • 実際に冠水した道路の記録をお持ちの自治体や住民の方。判定と実際がどれだけ合うか確かめたいと考えています。