Eco-AIs

環境保全

森林資源残渣から有用物質を作る

更新日:2021/02/27
記入者:ECO-AIs

技術情報 (起案日:2020年6月18日)

間伐材を餌にして育てた昆虫の繊維質分解酵素を、繊維質の飼料を食べる牛、豚、鶏に与え、効率的な成長につなげられないかという研究を進めています。

まずは2016年カブトムシの幼虫で試験を開始し、その腸内微生物を調べたところ、空気中の窒素を活用する微生物(タンパク合成の源)の存在などが明らかになりました。そんな話を当時、東京大学におられたH先生に相談したところ、タンパクを食べていないのに、筋肉質の人がいて、それは窒素固定菌が関与しているという仮説があるよという話を教えてくれました。また、同じ頃にシロアリの研究をしている理化学研究所のM先生に、こんなことをしたいという話をしたところ、既にセルロースを分解する酵素を単離されていて、その応用研究を進めましょうという流れになっていたところ、なかなか忙しくて遅延してしまって、社会情勢がこんな感じになってしまいました。

一方で、昆虫タンパク質としての利用という視点も大事なわけですが、千葉大学で研究が進められており、畜水産用飼料の蛋白源としてカブトムシの幼虫が活用可能であるという知見を得ています。

当該視点の研究が進展し、消化酵素として、あるいはタンパク源として畜水産分野で研究が進展し、高度な循環型農業が実現されることを期待しています。

関連情報

  • 特許第4224601号 シロアリ共生原生生物由来のセルラーゼ遺伝子
  • 特許第5709222号 セルラーゼ酵素およびその製法