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学際領域

バーチャル社会がどうなっていくのか?

更新日:2022/10/28
記入者:ECO-AIs

最近、メタバースやVR(Virtual Reality)といった仮想空間の関連情報を耳にすることが多くなっています。しかし、実態が定かではなく、世間一般ではあまり流行っていないのではないでしょうか(これって穿<うが>った見方<本質を捉えた見方>といえる?)。

話は変わりますが、今年のノーベル物理学賞受賞者の研究テーマに「量子もつれ」というものがあります。量子もつれは2つの量子間にどれだけ距離があっても繋がりが途切れないことを意味していますが、アインシュタインが不気味な遠隔作用と読んでいた現象です。

例えば、コインに見立てたら、表と裏の出てくる確率が同じとは言えず、片方だけが出てくることが続く現象。これを非局所性(ノンローカリティ; non-locality)というそうです。

これに加えて超弦理論(超ひも理論) という面白い理論もあります。これは素粒子が点ではなく、ひもであると捉える考え方です。超ひも理論を基にすれば世界は9次元になるそうです。今、ある空間の中にさらに6つの空間が折りたたまれて隠れていることになります。想像もつきませんね。この理論から、例えば、平面で見える絵の情報から、それぞれの情報の揺らぎを考慮して、立体として計算して認識できるようで、このような技術が一般の人たちも使えるツールが普及することもいずれ期待できるのではないでしょうか。

このような最近の理論を用いて従来のコンピュータより処理速度が速い「量子コンピュータ」の開発が行われています。ビッグデータの解析やAI分析への応用が期待されています。 

これらの発展は、今の技術で90%の精度の深層学習で推察される対象範囲を超えて、残り10%を埋める可能性があると期待されています。

さて、バーチャル技術の話に戻ります。今開発されている量子物理学の理論を組み合わせることで計算された世界観がバーチャルで何パターンか見ることができるとしたら、、、、

今のスピード感でなくて、実際の実体験に近い形で、誰もが、バーチャルの形で未来などを予測するだけでなく、体感できるかもしれません。そんな世界を再現できたら。。。。次世代の体験型占い?

悲しい社会の現実に直面する機会も、ひょっとしたら減っていくのかもしれません。

ゲームとかに使われるだけなく、凝り固まった社会に迎合するのでもなく、より良い社会に役立てられるようになってほしいと思います。

初音ミク」ちゃん世代 「あつまれどうぶつの森」 世代の子供たちへ

がんばってね。

[参考文献]

http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~tadashi.takayanagi/JAXA17.pdf

https://wired.jp/2019/07/16/quantum-entanglement-photo/

https://wired.jp/2019/07/16/quantum-entanglement-photo/